2021/4/6

【御茶ノ水】お茶と名のつくところでチャイを


ヒナブロのロゴ

カレー店が多いことで有名な東京・神保町。
ヒナタ屋はそのほぼ中心にあります。このエリアは他に類がないほどユニークな場所なのをご存知ですか?カレーを食べにきた友達に、神保町の紹介をするときのオススメをあつめました。
神保町探検にお役立てください!
 

 
【御茶ノ水】茶とつくところでチャイはいかが?

インドの街

ヒナタ屋から北にまっすぐ歩いて5分ほどで、小さな記念碑に当たります。ひっそりと建つ「お茶の水」の碑です。

江戸時代、徳川家に献上されていた名水が、ここに湧いていたそうです。

その水を秀忠公がお茶に用いて高く評価したことから「お茶の水」の地名がついたとか。

現代では水も出なくなってしまいましたが、もし今この場所でそんな名水が湧いたら、ポリタンク持参で汲みにくる人の列が絶えないことでしょう。

かえって現代はそのお茶の水の碑の南側に、スパイシーなエリアがひろがっています。カレー屋さんもたくさんあります。

カレーと一緒のお茶ならチャイ。チャイはいかがですか?

ぼんやりと市民権を得てきたチャイのおはなしを書きました。


 

そもそもチャイって

チャイおじさん

「エスニック料理店で飲む甘いミルクティー」とか、コーヒーチェーン店の「チャイティー」などが、チャイの認識でしょうか。
チャイってなんだろう。

お茶の世界分布、C(cha)かT(tea)かのように、茶葉とその土地柄で、呼び名もいろいろ変わります。

その中のひとつ「チャイ」でいえば、インドと隣のパキスタンのスパイスとミルクでつくるチャイ、トルコのミルク無しのチャイ、ロシアのジャムをいれるものも「チャイ」と呼ばれるそう。

これだけの国が飲むお茶なら、当然周辺の国も似たようなものを飲むでしょう。 

いずれもお茶に甘味、薬効を期待したハーブ類、動物性タンパク質を足したくなるよう。

毎日飲むものが、土地柄にあわせて発展していったのでしょうね。 

 

インドのチャイ

インドチャイ

インドでチャイが飲まれるようになったのは、そんなに古くもない19世紀ごろといわれています。

植民地支配していたイギリス人が紅茶の確保のために、壮大な茶畑をアッサム地方に開拓し、品質を高めていきました。そしてイギリス人は紅茶を飲む習慣のなかったインド人にも飲用を勧めました。が、ストレートティーに使える上質な紅茶はイギリス人のものなので、労働力としてのインド人はダストティーとよばれる、ほぼ粉のような紅茶を使っていました。

ただ現代のチャイは、このダストティーがなければ始まらないのですから、面白いですね。

もともとは、お砂糖をたくさん入れて甘くし、飲料というよりオヤツ的なものだったようです。
なのでインドの人たちが大きなマグカップでなみなみと入れたチャイを飲むということはまずなくて、だいたいが小さなカップに入れでキュッと飲み干します。

最近は日本のインド料理屋さんでも、高い位置からカップの中へチャイを流し込むパフォーマンスを見ることがあります。お茶に空気をいれる攪拌のための動作ですね。インドの南側が主流のようで、スリランカでも行われます。

★茶葉

チャイを作ってみようと思ったことはありますか?
家にあるもので出来そうなのに、薄っすらしたミルクティーが出来あがっちゃう事が多いと思います。
普通の紅茶では難しいんですね。

チャイに使う紅茶は、昔のダストティーに似せたCTC製法という独特のものです。

押し潰して引き裂いて丸める(Crush, Tear and Curl)CTC製法でできた紅茶は、葉というよりも、小さな粒状になります。

このCTCをお湯でグラグラと煮て、色と香りを出すのです。
ふつうの茶葉を煮立てても、ただ渋くなってしまいます。

<丁寧なCTCの説明のページを見つけました。興味のある方はこちらをどうぞ。
CTC|紅茶の製法|ROWAN >

 

★牛乳

インドでは一番多いヒンズー教徒にとって牛は神聖な動物なので、街中にも野良牛がいる状態。
牛を傷つけるのは御法度でも、牛乳を飲むのは問題ないようです。

インド料理での乳製品の活躍は大変なもの。ベジタリアンの多いインドでの貴重なタンパク源でもあります。
(キッチンでカッテージチーズなどを日常的に作るのは、コックさんの仕事です)

★スパイス

インドやその周辺の国の生活に根付いているスパイス。それぞれのスタイルに合わせて香辛料との付き合い方があります。

また、お茶はどの国でも最初は薬として用いられていました。

インドでも紅茶にスパイスをいれてアレンジし、その時々にあわせて飲んだのは、自然なことだったのでしょう。

ただインドのチャイでもスパイスを入れないものもあります。日常的な飲み物ですから、好みもいろいろに別れますね。

 

 

ヒナタ屋のチャイ

うちのチャイ

ヒナタ屋のチャイはインド人の友人のレシピを元につくっています。

このレシピでつくったチャイが、とにかく美味しかったからです。

それに楽しい!少し刺激を強くしてみようかな、好きなスパイスの香りメインにしよう、などといったアレンジがたくさんできて面白いです。

メインのマサラチャイは、香りの女王と呼ばれるカルダモンをふんだんに使っています。ジンジャーの刺激ともよく合うので、評判もよく、何よりじんわりと身体の中から温まる感じがクセになります。昼間に召し上がっていただきたいイメージです。

マイルドチャイはぜひ午前中。できれば起き抜けに。
朝からのんびりお湯をわかしてお茶を飲むだけでも、ぜいたくな気分。
ジンジャーを効かせているので、身体の中から活動的になれるといいなと希望をこめて。

ルイボスチャイは、夜にのんでいただきたいと思って作ったブレンドです。
カフェインを控えている方にもおすすめです。
有機ルイボス茶葉のほんのりした甘さも感じられ、小腹もなだめてくれそう。
カフェインは気にしないけどこちらの味が好き、というファンも多いチャイです。

 

ヒナタ屋の店内飲食でお出ししているのは、マサラチャイです。
レギュラーメニューのマサラチャイをいれるのは、ちょっとした儀式のよう。
グラグラとお茶の沸く片手鍋を、右手で上げたり下げたりしています。
左手に茶漉しをもちながら。

 

 

結び  

うちの店長がインドで、チャイ・ワラ(チャイの運び屋さん)をたびたび見たそうです。
家庭で作るよりチャイ屋さんから届けてもらう地域だったよう。

インドでは会社員も、家っで作ったランチをダッバ・ワラ(お弁当の運び屋さん)がオフィスまで運ぶシステムが根付いています。
現代にもカースト制度が生きているインドは、食べるものが厳格化されているんですね。
チャイはどのカーストの人も飲めるお茶のようでが、食器の使い回しは厳禁なので、一度使ったらカップを地面に叩きつけて割る習慣もあります。

今では簡単にシロップで作るチャイや、粉を溶かして作るチャイなど、いろいろありますが、せっかくならば、茶葉・ミルク・スパイスが揃って作る独特の風味を感じながら、一杯のチャイをのんびり味わってくださいね。



チャイをご自宅でお楽しみになりたい方は、ヒナタ屋オリジナルのチャイ・リーフミックスをぜひご利用ください。
電子レンジでの簡単な方法から、本格的に煮出す方法のどちらでもお作りいただけます。

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